canonicalの間違った使い方

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一見便利な機能ですが、その使い方を間違えると致命的なエラーになり、自然検索からの流入数にマイナス影響する可能性もあるのがcanonicalです。
改めて言っときますが、canonicalは「強制力」はありません。Googleはcanonical情報を「参考」にしますが、「必ず従う」わけではないです。

新たなURLの指定

canonicalの役割は、同一のページ(内容が同じ)が複数のURLとして存在する場合、正規URLが何かをGoogleに教えてあげることです。しかし、このような間違った使用ケースがあります。

例:
①生成されるURL:http://www.example.com/category/?p=2
②canonicalのURL:http://www.example.com/category/2/

意図としては、パラメータが付かない静的URLがSEO的に有利(←既にこの時点で間違い)だけど、サイト内リンクなどを静的URLにするのは開発工数がかかるなどで困難なので、canonicalでパラメータが付く動的URLではなく、静的URLを検索エンジンに認識させたいってことです。

しかし、どこからも静的URLではリンクされていないのに(Googleは/2/のURLを認識していないのに)、canonicalで正規化するのは、canonicalの使い方として間違いです。冒頭で説明したように、仕方なく生成される複数のURLを一つに正規化するのがcanonicalです。実際に存在するURLは1つしかないのに、わざわざ新しいURLを検索エンジンに認識させようとするのは間違った使い方です。

上記のような場合、ベストな解決案は、①の動的URLをそのままGoogleにインデックスさせることです。必要なパラメータ(ページ内容に関与するパラメータ)が付くURLであれば、インデックスされにくいこともなく、SEO的に不利でもないです。

しかし、不要なパラメータが多数付いてしまって非常に長くなるURLの場合は、インデックスされにくくなり、SEO的にも不利になる可能性があります。そのような場合は、canonicalではなく、②の静的URLに301リダイレクトすべきです。canonicalに強制力はないですが、301リダイレクトなら確実に②の静的URLのみをGoogleに認識させることができます。

なお、すでに上記の例のような間違ったcanonical施策を行ってる場合は、
・②の静的URLから①の動的URLに301リダイレクトする
・canonicalのURLは①の動的URLとする
で対策できます。これで、検索エンジンは①の動的URLのみを認識します。

もし、②の静的URLにしたい場合は、
・①の動的URLから②の静的URLへ301リダイレクトする
・canonicalのURLは②の静的URLとする
・サイト内の全てのリンクを②の静的URLへ変更する
で対策できます。

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canonicalに「強制力」はない

canonicalはURL正規化のための「案内」のようなものです。盲信してはいけません。canonicalさえあれば、自由にURL操作ができると思い込むのは危険です。SEOにおいて、canonicalが必要ですが、それは順位を上げるためではなく、マイナス要因をなくすためです。なんでも、正しく使うのが大事です。


前の会社では、「canonicalを設置する」ことを「かのる」って言ってました。まあ、業界用語的な?w


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